ありがとう くう
先日益子にお出かけしました。そうあの益子焼の町です
窯元さんのお店がたくさん並んでいてとっても素敵でした。
若い頃は焼き物なんてあまり興味なかったですがやっぱり年を重ねると趣のある物を見るのが楽しくなりますね。
娘と遊びに行ったのでやっぱりまだ焼き物には興味ない年ですよね。
ゆっくりお店を見ることはしませんでした(犬連れだしね)
お昼ご飯を頂きにいったのが「森のレストラン」
本当に森の中にあってお料理も美味しく食べ過ぎちゃいました。
それからお散歩に真岡の「井頭公園」
とっても広くてここも森の中みたいです。
一緒に行った娘の愛犬は白内障でほとんど目が見えません。
でもよく歩くし家の中、たまに来る我が家でも何処に何があるのかわかっているかのように自然に行動しています。
わんこってすごいね。
お散歩していても多分目が見えないなんて気づかないと思います。
リードを持っているママのことを信頼して付いてきているんですよね。
以前は前を引っ張って歩く子だったんですが今ではすっかりママの後ろ。
この子は人が大好きで他のわんこさんには全く興味なしです。だからといって吠えるわけでもなく自然とスルーします。あなたに興味ないわ。って(笑)
だからいつもくうに自分から近寄ってくることはありませんでした。
でもこの日くうに近寄った時がありました。
自分からくうに近寄って臭いを確認に行ったのかなと思います。
こんな行動は初めてだと思います。
目が見えないから臭いの確認ですよね。きっと。
わんこさんは臭いの世界で生きています。だから臭いを嗅ぐことは生きていく上で大切なことです。まして目が見えない今臭いだけが頼り。
この子は今臭いの世界を安心して楽しんでいるんでしょう。
パパやママの臭い 家の中の臭いがこの子にとって安心できる臭いなんですね。
私ももしくうの目が見えなくなった時安心できる臭いに囲まれて生活できるようにしてあげたいと思います。
お散歩中私は時々止まって写真を撮ります。
そんな時くうは足元で黙って待っていてくれます。
勿論安全確認した上での写真撮影です。
そのくうの姿を見た娘に「くうちゃんの待っている感すごいね」って言われました。
そうか私にとって普通になってしまっていたくうの行動ってすごいことなんだと。
お母さんがこうやっているときは待っていてあげようと自分で考えて行動していたんですね。はじめの頃は待っててね、ありがとうと言っていましたが最近は黙っていても待ってていてくれるくうに甘えていたんですね。
いかん、いかん!反省しなくては。
せめてありがとうは言わなくちゃいけませんね。
「くう ありがとう」
お母さん嬉しかったよ。
多分生活の中で自分で気づかない当たり前になっている事ってあるんじゃないかな。
お互いに寄り添って相手のことを理解しているからなんでしょうけど甘えてはだめですよね。ちゃんと見ていないと。